【那覇市】沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡
沖縄戦終結から80年の節目を迎えるにあたり、戦争の傷ましさと平和の重要性を訴えるとともに、「失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡-戦災文化財」に焦点を当てた特別な展示会が沖縄県立博物館・美術館で開催中です。
展覧会は3つの章で構成され、沖縄戦が文化財に与えた影響と、戦後の復興への道のりが紹介されています。
激しい戦闘によって破壊されたり、海外へ流出したりした文化財の被害状況を展示し、戦争の傷ましさを伝えます。
戦後、ゼロから文化を再構築するために、先人たちが力を尽くした「文化財を取り戻す活動」の軌跡を紹介します。
県民から募った「未来へ伝えたい平和を求める沖縄の姿」の写真を通じて、平和の重要性を考えるコーナーです。
そのほか会期中には、展示内容をさらに深めるための講演会やフィールドワークが開催されます。
11月15日(土)14:00~16:00
講座「文化財返還の取り組みと帰ってきた御後絵」(定員:200名 当日先着順)
11月23日(日)9:00~12:00
フィールドワーク「首里の戦跡と戦災文化財の痕跡をめぐる」(定員に達したため締め切りとなっています)
11月24日(月・祝)14:00~16:00
写真が語る沖縄―沖縄戦前後の風景―(定員:200名 当日先着順)
展示を見るだけでも十分ですが、学芸員さんの講座に参加したり、実際に街を歩くフィールドワークに足を運んだりすると、沖縄の歴史や文化をグッと身近に感じられるかもしれません。展示室を出た後も、平和への想いを未来へつなぐため、一歩踏み込んでこの機会を体験してみてはいかがでしょうか。
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